数学の勉強の仕方 (3)
数学の勉強の仕方 (3)
(2)条件からの発想 ②
数学のパターンを覚えるコツは、イメージと結びつけることです。
ただ書いて覚えるのではなく、図形と関連しているものは、図を何度も書きながら唱えていきます。
文字や数字は頭からすぐに消え去りますが、図やグラフのイメージは残ります。
その図を思い出すことで思い出すきっかけが掴めます。
グラフや図形の問題ばかりでなく、例えば方程式の応用問題のようなものも、
”速さの数だけ丸を書く、そこに速さとxを入れる”
みたいに数式のパターンを図式化すると残りやすくなります。
それと、一度にたくさん覚えようとしないことです。
欲張って、一度の10も20も覚えようとすると、脳が受け付けてくれません。
記憶の仕方のコツは、チャンク化といって、
小さな塊をつくり、その塊ごとに覚えていくことです。
ちょうど、電話番号の10ケタの数字が、0276-75-3406のように小さな塊に区切ってあるようにです。
こうすると、脳への負荷が軽くなり頭に入りやすくなります。
考え方の基本パターンを覚えれば、後は組み合わせになります。
たいていの問題はそれほど複雑ではないので、
せいぜい2つか3つの組み合わせで出来上がっています。
探し物をするときに、見当もつけずにあたりかまわず探すのと、こっちの方にあるはずだと意識して探すのとでは、効率が全然違ってきます。
パターンを蓄積することで、その方向性が見えてきます。
解法へのアプローチはパターン認識が重要になります。