成績の上がる勉強の仕方 総論(3)
成績の上がる勉強の仕方 総論(3)
3 総論(3)
学習の動機と志を維持するのに有効な一つの方法は、計画と記録と評価を毎日書くことです。
定期テストや受験の場合、必要とされる期日や内容が明確に提示されるので、
計画を作り、記録と評価をする練習にうってつけです。
毎日、勉強のはじめにやるべきこと書き、終わったときに結果を記録し、
評価することで、常にやるべきことが明確になります。
さらに、全体の中の位置づけも把握できるので達成感が得やすい。
小さな目標を成し遂げ、達成感を積み上げると、やる気が自家発電し、
モチベーションが上がり、より高度な目標を求めるようになります。
これを途切れさせずに1ヶ月やり、その記録を眺めたとき、「こんなにやったんだ。」
という感慨とともに達成感(充実感といえるかもしれません)がこみあげます。
達成感には魔力があります。
ちょうど苦しい思いをして山の頂上にたどり着いたときに、自分の歩いてきた道を振り返って、
「こんなに登ってきたんだ。」というときの達成感と満足感に似ている気がします。
そして、また山に登りたくなります。
この達成感を得るための工夫が大事です。
また、毎日記録をつけることは、達成感を得やすくするだけでなく、
自分にプレッシャーをかけることにもなり、やるべきことを常に意識することで、
ルーティーン化するという効果も期待できます。
成績を上げることに成功している人は、これをきちんとこなしている人が多いです。