数学の勉強の仕方 (9)
数学の勉強の仕方 (9)
復習回数について ②
まず、1回目は、その日のうちに、できれば1時間以内に、すぐでもいいです。
これは、記憶を強化するための復習なので、覚えているうちにやらなくては意味がありません。
答えを覚えることが勉強ではなく、手順やポイントを覚えることがその目的です。
2回目は、翌日
3回目は、翌々日
4回目は、1週間後
5回目は、1カ月後
脳生理学者の池谷裕二氏は、1回目その日、2回目翌日、3回目1週間後、4回目2週間後、5回目1カ月後
が効果的だと言っています。
実際問題として、1週間後、1カ月後のタイミングは、
やることを忘れてしまったり、いつ何をやるのか混乱してくるので、実質的には、もしできるなら5日続けてやるのがいいと思います。
以上で数学編を終わります。
もう一度繰り返しますが、数学で大事なのは、”問題を絞って徹底的に反復すること”です。
すぐに復習しなさいというと、
「答えを覚えているからやってもしょうがない。」
という生徒がいます。
勘違いも甚だしい。
復習は、覚えているかどうかのチェックをするのではなく、
忘れかけたのを思い出すのでもありません。
記憶を強化するため、理解を深めるためにやります。
だから、忘れてからやったら記憶を強化することにはなりません。
よく覚えているうちにやります。
こうすると、時間をかけずに1回目より深く理解することができ、
記憶を強化することができます。