数学の勉強の仕方(5)
数学の勉強の仕方(5)
反復② ” 問題数を絞る ”
多くの先生は、やたらと問題を解かせたがります。
たくさんの問題を生徒に預けていればそのうちできるようになるだろう。
ひょっとしたら、この問題がこなせる生徒だけ伸びてくれればいい、とすら考えているかもしれません。
明らかに、先生自身が解いても限られた期間の中では終わらせるのが難しとさえ思われる課題さえあります。
特に進学校(特に高校)では、その傾向が顕著であるような気がします。
もし、問題量をもっと減らし反復を徹底してやらせれば、もっと多くの生徒ができるようになると思うこともしばしばです。
昔から、復習は個人の領域に属し、新しいことを教えるのが先生の仕事だと考えられがちで、
その結果、たくさんの宿題を生徒に預けてその単元は終わり、となるのが常態化しているようです。
しかし、生徒の能力を伸ばし、成績を上げる手伝いをする、という立場で考えたとき、生徒が復習する知的時間的環境を用意してやることこそ大事ではないかと思います。
では、生徒が自分で反復学習をするとき、
どうやって問題量を絞り、問題をえらんだらいいのか。
その方法は、
・教科書の練習問題や章末問題を5回ほど繰り返す。
・問題量の適当な参考書があればその例題を繰り返す。
・学校でやった定期テストの問題を取っておいて、
復習教材として何度も繰り返す。
などです。
何回位復習すればいいのかですが、
これは個人差があり問題にもよるので一概には言えません。
ざっくり言って、3回~5回くらいです。
定期テストのように範囲が決まっていて出るものが分かっているような場合だったら、10回繰り返してもいいと思います。
現に、9回繰り返して100点取った生徒もいました。
定期テストで100点取ってきた生徒に、「何回くらい復習した?」と聞いたら、5回くらいが一番多かったです。
復習の仕方については、次回のブログで。