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洒落の利いた応対

洒落の利いた応対

夏休みの終わりに、友人と北陸地方を旅した時のはなし。

富山県富山市富山町富山10-8-0
にある富山県立美術館へ行った時のことだ。
なぜ美術館へ行ったかというと、美術作品を鑑賞するためではない。
その建物の前に広がる水上公園の遊覧船に乗るのに、水上公園の駐車場が満杯で
そこに車を止めることができなかったからだ。

そこで、美術館の駐車場へ入れちゃえということで、止めに行ったのだ。
駐車場の入り口に着くとご丁寧に2人も誘導のおじさんがいて、
あれこれ言いながら細かく誘導していた。

私たちは、別に誘導されなくても運転歴40数年の老体、何の問題もなく入れる。
ひょっとして我々のように美術館に要はないのに、駐車だけを目的に来る
ふとどき者を排除するためにいるかのような布陣だった。

だめなら美術館に入場して、そこを経由して水上公園に行くか、
またはお金を払えばいいのならそれでもいいやと思いながら入り口まで車を進めた。

「ストップ。 1時間320円です。」
「ただし、今から私の言う通りにしていただければ、3時間無料になります。」
といきなり言われた。

3時間無料という言葉にすかさず反応して、
「はい。分かりました。」
と元気よく返事。

「じゃ、まずひとまず後ろへ下がって、それからこの線に平行になるように前進してください。」
「そうしないと、センサーが感知しないので、入庫が確認できません。」
「このカードをお帰りの時に管内の機械に入れれば、無料の処理ができます。
 では、ごゆっくり。」

なんの事はない、車をまっすぐ進めて、駐車券を取ってください。
というだけの話だった。
「ちょっと、車を入れなおしてまっすぐに入ってください。」
と言わずに、さっきのような口上。

なんと気の利いたウィットに富んだ誘導なんだろう。

それに、気づいたとき私たちは、3人とも大笑いしてしまった。

その後、
とりあえず美術館に入り表からすぐに出て水上公園に向かった。
帰りは、逆のルートで戻れば大丈夫だろうと高をくくって。

しかし、後で分かったことだが、結局水上公園も県の施設なのでそこへ来場した人も無料で止められたのだった。

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