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人助けも楽じゃない(1)

人助けも楽じゃない(1)

人助けも楽じゃない(1)

先日、仕事が終わって後片付けをして帰宅する途中のできごとでした。
翌日がゴミ回収日だったので、ゴミ出ししてから帰ろうと思い公園のそばのごみ収集所へ車を止めました。
夜の11時頃でした。
なぜが、車を止めたその先の道の真ん中近くに、斜めに止まっている車がありました。
なんでこんなところへ、しかも斜めに止まってるんだろうと思ったその時、車の陰から人が近づいてきました。

いままで、夜中に見知らぬ人が近づいてきて、いい思いをしたことは一度もありません。
記憶の限りでは、警官に突然呼び止められ、無灯火で怒られたり、
これも貴重な経験ですが、変な詐欺師に、「展示会の売れ残りで、すぐにでも処分したいのですが、買ってもらえませんか。」と言い寄られ、いかにも買い得みたいなことをとくとくと言われ、3着も不良品を売りつけられたりなどなどでした。
思い出すのも忌まわしい若いときの経験です。

もし、「すいませんけど、1万円もらっていただけませんか。」とか「いま100万円拾ったのですが、どうしましょう。」というような相談なら大歓迎なのですが、
そんな気配の全く感じない初老におじさんでした。
わたしは、おじさんと思いましたが、
相手が私のことをお兄さんと思ったのか、おじさんと思ったのかは定かではありません。

背も私より高くなく、少し小太りで、体脂肪14.5で体重67キロの私のほうが絶対に強いと思ったし、
特に危害を加えそうもないと感じたので、それにもし万が一いちゃもん付けられても、勝てるなと思ったので、安心してこちらから声をかけました。

「どうしたのですか?」
「すいません。ガソリンを分けてもらえませんか。」

「ガス欠ですか。だけどガソリンを分けるったてポンプがなくちゃだめでしょ。」
「ガソリンスタンドへ行けばあるから、連れてってもらえませんか。」
いきなり、随分ぶしつけな人だな、と思いました。

見ず知らずの人に突然送ってはないだろう、とも思ったのですが、
こんな夜中にほっとくわけにもいかないから、
「だって、こんな時間じゃもうやってないんじゃないの。もし、やっててもセルフだから人はいないんじゃないの。」
と言ったら、自信ありげに、
「だけかいると思います。」
いるわけないと思ったのですが、あえて反論しないで、

「じゃ車を押すから、道の左側に車を寄せてそれから行きましょう。」
と言って、車を押してわきへよけ、
私の車にそのおじさんを乗せてGSへ向かいました。

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