依頼心という悪魔(3)
依頼心という悪魔(3)
それが依頼心という悪魔です。
塾に行けば分かるだろうとか、教えてもらえばできるようになるだろう。
習っていないから分からない。
という考えは、どうやったら自分はできるようになるのか、伸びることができるのか。
自分の能力を上げるにはどうすればいいのか。
という視点が欠けています。
定期テストで高得点を取ってくる生徒は、
「方程式の応用の割合の問題がほしいです。」とか、
「理科の電力と熱量の関係が分かりません。」
とか、ポイントを絞って具体的に、教材を請求したり、質問したり、
します。
一方、そうでない生徒は
「数学が全然わかりません。」とか「文章題がぜんできません。」というように言ってきます。
学習の全体像が頭の中にできていなく、今自分が何をやるべきか考えていない。
言われたことをやれば、課題を終らせれ、ば少しはできるようになるだろう、
と漠然と考えているのだと思います。
依頼心です。 依存心と言ってもいいかもしれません。
成績を上げるために、あるいは自分を成長させるためにもっとも大事なことは、
この依頼心を取り除き自分で解法を見つけようとすること、解決しようとすることです。
勉強は、自分を伸ばし将来へ備えるためにやります。
今やっていることが、将来への自分に役に立たなければ、意味がありません。
自分で解決しようとする試みの中で、能力が鍛えられや精神力が磨かれます。
依頼心が邪魔しているのです。
悪いのはあなたではありません。頭が悪いのでもありません。
依頼心なのです。
ということを、期末テストの勉強をしながら、また生徒に言ってしまいました。
この依頼心を取り除くには一体どうしたらいいのでしょうか。