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卒業生に教えられたこと(2)

卒業生に教えられたこと(2)

彼女は、中学までうちの塾に在籍していましたが、それほど勉強を一生懸命やるタイプではなく、とくに高望みするような性格でもありませんでした。
だから、地域で中くらいの進学校に入りごく普通に高校生活を楽しんでいたようでした。
卒業するときも、無難に地元の看護学校へ入り、平穏にすごしていたようでした。
卒業して、○○大学付属病院へ就職したと聞いたとき、それはすごいな、よく頑張ったなと思いました。彼女にそんな野心があったんだと驚いたくらいでした。

というのも、地元の看護学校から都心のしかもかなり有名な大学病院に就職したなどと聞いたことが無かったからでした。
それが、もう25歳は過ぎたころだと思いますが、こともあろうに大学にいまから行きたいという。
しかも、既に国立の大学を2校も受かっているのに更に上を目指そうとしている。

前向きでありたいというその姿勢に、自分が失いかけている情熱に火をつけられるおもいがしました
日々の生活に埋没して、向上しようとする意欲をどこかにうずもれてしまった自分が恥ずかしくさえ感じられました。

あんなに普通だった子がどうしてこんなにも変われるのか、
環境というものは、こうも人間を変えるものかとも思いました。
もし、地元に病院にでも就職していたら決してこうは思わなかったのではないかと思います。

たかが、中学や高校の段階で、この子はこうなんだという思い込みは厳に慎むべきだと強く思いました。

お父さんの、質問に対してわたしは、
「就職して5年経って、いろんなことを経験してした決断は、学生のときに思ったこととその重さと覚悟が全然ちがいますよ。それに、能力が無ければ国立の医学部なんか絶対に受かりませんよ。彼女は絶対に大丈夫ですよ。応援してます。」といいました。

そのことを言いながら、今の自分を恥ずかしく思っていた自分がいました。

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