卒業生に教えられたこと(1)
卒業生に教えられたこと(1)
卒業生に教えられたこと
(1)
先日、突然卒業生のお父さんから電話がかかってきた。
「もしもし、○○ですけど、お久しぶりです。その節は、こどもがお世話になりました。」
「あ、どうも、お久しぶりです。皆さん元気ですか。」
「はい、ところで、今日は○○子のことで、ちょっと意見をお聞きしたいんですが、」
「はい。」
「実は、○○子は、看護学校を卒業して東京の○○○大学病院に勤務していたんですけど、やめて、大学に入りたいって言うんです。一生ただの看護師で終わるのはいやだって言うんです。すでに、群大の医学部看護学科に合格しています。新潟大の医学部にも合格していまして、でも、どちらもいやだって言うんです。本人が行きたがっているのは偏差値で70くらいのところでして、頑張るって言うんです。」
「○○大学病院の方にはすでに、5年勤務していて、そちらのほうでもやめないでほしいといわれているそうです。学会にも出席していて何回か発表もしているそうです。病院のほうでも期待されているらいしんです。」
「しかし、本人がいうには、そこの病院にきているひとは大学の看護学科を出ている人ばかりで、専門学校出身は他にいない。だから、このままここで看護師で終わるのはいやだ、できれば看護師を教える先生が保健関係の仕事がしたい、と言ってるんです。」
「わたしは、○○子にそれだけの能力があるのか心配で、現職をやめてこのまま突っ走って大丈夫かが心配でそれで、電話したんです。」
わたしは、感動してしまいました。