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山菜を食べる(1)

山菜を食べる(1)

だんだん春めいてきた。
雪が溶けはじめるこのころになると気持ちがだんだん山へと向かう。

もうかれこれ30年ほどになる。
いままで、ひとシーズンも山菜採りを欠かしたことはない。

そんなに山菜採りが好きかといえば、それほどでもない。
では、なぜと聞かれれば、「そこに山菜があるからだ。」と答えたいところだが、
本音は、ただの意地だ。

毎年行っていると、行かないと1年にぽっかり穴が開いたようで、忘れ物をしたようで、
気持ちが悪い。
だから、意地で山菜を取りに行く。

山菜にとっては迷惑な話だ。
でも正確に言えば、意地半分、楽しみ半分ってところだ。

採っているときは、無心になれる。
幼い時、近くの川で魚を取ったときのように、目先のことしか考えない。

採れるとうれしい。 
いつでもどこでもとれるわけではないので、目を皿にして探しながら歩く。
少し離れたところに、その影が見えると、一目散に駆け寄る。
次第に用意した袋に、溜まって行く。
その達成感と充実感がたまらない。

全く子供とおなじだ。
こういう気持ちって、普段の生活ではなかなか得られない。

それと、もう一つそれに付随した楽しみがある。
それは、採ってきた山菜を料理することだ。

つづく。

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