自転車に乗りながら考えたこと(2)
自転車に乗りながら考えたこと(2)
自転車は、環境にやさしく、走りながらいろんなことを心静かに考えることができる。
快適な乗り物だ。
自転車に長く乗っていると、微妙な違いが大きな疲労や痛みとなって影響して来ることに気づく。
ハンドルに置く手の位置だとか、ペダルに乗せる足の位置だとか、
足の大きさ、長さ、上体の角度だとか、
目の位置、鼻の大きさ、尻の大きさ、心の尊大さ、女の人なら胸の大きさまで影響してくるだろう。
特に大切なのは、お尻とサドルの関係で、これが大きすぎるとサドルからはみ出してしまい。
見た目にも自転車がお知りの圧力に屈しているようだ。
これは、自転車に気の毒であるばかりか、
自転車と人間の共生という環境と人間のかかわり方バランスの問題にも悪影響を与える。
だから、尻の大きすぎる人は自転車の乗るべきでない。
最近になって知ったことだが、ママチャリに関して言うと自転車を設計する場合、
通常体重60キロの人が乗ることを標準として設計しているらしく、
75キロを超えた場合それが原因で故障または破損することもあるらしい。
わたしの身近に、自転車のスポークを頻繁に折る人がおり、これが原因だったことが判明した。
彼の体重は85キロを越えている。
ただし、安物のママチャリでなければ、強度はもう少し増すものと思われる。
わたしが、高校のとき、同じ柔道部に体重120キロの奴がいて、
(彼は、高校に進学するときに相撲部屋から勧誘があったそうだ。)通学に自転車に乗っていた。
見るからに、自転車が気の毒で、(相撲取りが自転車に乗っている姿を想像してください。)
タイヤなどは、今にでもひん曲がりそうで、本当に自転車が気の毒で、
あのひたすら耐えている姿にはいつも感心させられた。
でも、結局彼は3年間自転車で通いきったので、当時の自転車はよほど丈夫にできていたのだろう。
と推測される。
結局彼は、高校卒業しても相撲部屋にいかなかった。