自転車に乗って思うこと
自転車に乗って思うこと
自転車に乗っていて思うこと。
昨日久しぶりに自転車に乗った。
自転車から見る景色は、車窓から見る景色と違う。
歩いているときに見る景色ともちがう。
寝ているときに見る景色とも違う。
何が違うのかというと、
景色の流れるスピード、目線の高さ、乗るときの気持ち。
すれ違う人の顔が良く見える。
道端の雑草や石ころの顔まで良く見える。
だから、考えることも当然違う。
何を考えるのかというと。
「自転車か~。・・・」
「寒いな。」
「しんどいな。・・・」
「車は温かいな。」
「なんだこの道は、ちゃんと手入れしておけ、ガソリン税払ってるんだから。 (少しだけど。)」
「なんだこの石っころは、端へどいてろ。」
「あぶねーな、このトラックは。」
「もっと気をつけて運転しろ。ばかもの。人命を大事にしろ。」
こうして、自転車に乗っていると周りの景色に見とれながら、
普段は思いも寄らないようなさまざまな思索にふける。
自転車に乗っていると、自転車に乗っているおじいさんやおばあさんとすれ違う。
すれ違いざまに、「こんにちは。」と挨拶される。
こちらも「こんにちは。」と笑顔を振りまいて挨拶を返す。
どうも、私を仲間だと勘違いしているようだ。
わたしは、まだ60近辺、あのお年をめした方々と、自転車に乗る理由は少し違って、
1、マネーゲームに翻弄されて高騰したガソリン価格に一矢を報いるため。
2、健康維持のため。
3、下半身の筋力をアップして、バドミントンのパフォーマンスをあげるため。
4、ガソリン代を節約するため。
である。
妙になれなれしい視線で目配せされるときがあり、ひょっとしてこちらに気があるんじゃないかと思うこともある。
あーまた思索にふけってしまった。
自転車は人を思索に駆り立てる魔力を持っているようだ。